10年前と10年後の未来<1> [Essey]
この10年で変化したこと...まず社会生活から変化させたインターネット。
インターネットがなければ、ブログもなかったし、この企画もないだろうし、それに参加する機会もなかった。
でもどうしてインターネットは、社会や生活そのものを変化させるほどの影響力を持つまでになったのか。
生まれて初めてインターネットなるものをこの目にしたのが、ちょうど10年前。
それまでは、いわゆる「パソコン通信」してた。(なつかしい~。ここ数年内にネットを始めた人は、たぶん知らないでしょうね。)
イメージとしては、電話の音声の代わりに、テキスト文字をやっと送れる(メールのはじまり)ようになって、初めて不特定多数の人に読んでもらえるようになった掲示板って感じかな。
でも、同じプロバイダの会員同士でしか、やり取りできなかった。Niftyの会員は、PC-VANの会員とは、メールもできないわけで、無料の会員サークルみたいな(草の根ネットとか言われてた)が、たくさんできてた。
当時は、PC画面内に色も画像もなく、ただ真っ黒な画面の中に光る白い文字だけを読むという(今のDos窓内みたいな感じね。)、今思えばあまりに地味なものだったけど、当時はそれなりに結構楽しくて。いちお、電子会議室なんていうのもあったりしてね。
普通会話することのない、名前も顔も知らない不特定多数の人とやり取りするという体験が物凄く新鮮で楽くて。そんなのそれまでなかったから。
そんなささやかな時代に、いきなり登場しやがった。インターネットは。
なにが衝撃だったかって、なんと画面内にボタン(リンク)がある! そんなのあり?! しかもオンライン上で、それを押せるなんて。そんなの反則じゃんって感じで。
まさか、テキストの文章中に、そんなものを混在できたなんてさ。なんでそんなことができるのさって、わけわかんなかった。
画面内のボタンを押せるなんて、ゲーム機だけの特権だと思ってた。このボタンを押すと、自分の知らない次の場所にジャンプするなんて、ドラクエの扉を開けるみたいじゃん?!って。
そんなことが通信でできるなんて反則としか思えなかった。
今は当たり前だから、何も感じなくなっちゃったけど、当時は、なんでこれだけの変化が、こんなにワクワクするんだろうって。
インターネットのはじまりは、パソコン通信からのたったこれだけの変化だったのに、根底から社会全体を変化させていっちゃうことになるとはね。
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